2024年5月にリリースされた「はいよろこんで」でブレイクしたこっちのけんとさん。
こっちのけんとさんは俳優で歌手の菅田将暉さんの弟としても有名です。
そんなこっちのけんとさんですが、双極性障害であることを公表しています。
過去にはいじめに遭ったりと、生い立ちが壮絶すぎる…と話題になっています。
今回は、こっちのけんとさんの病気や生い立ちについて深堀りしました。
この記事のポイント
- 2023年9月29日に双極性障害であることを公表
- 双極性障害(躁うつ病・双極症)は気分が高まったり落ち込んだりする脳の病気
- 「はいよろこんで」は双極性障害を表現
- 中学時代にいじめに遭い、大学時代に挫折、就職するも鬱で退職
こっちのけんとのプロフィール
こっちのけんとさんのプロフィールをご紹介します。
- 名前:こっちのけんと
- 本名:菅生健人(すごうけんと)
- 生年月日:1996年6月13日
- 出身地:大阪府箕面市
- 身長:163cm
- 血液型:O型
- 職業:マルチクリエイター
- 所属:blowout Inc.
こっちのけんとさんの兄は俳優であり歌手である菅田将暉さんです。
こっちのけんとは双極性障害?
こっちのけんとさんは双極性障害であることを公表しています。
どんな病気?
双極性障害は「躁うつ病」「双極症」とも呼ばれます。
気分が高まったり(躁)と落ち込んだり(鬱)を繰り返す脳の病気です。
双極性障害には2種類あり、激しい躁状態とうつ状態を繰り返す「双極Ⅰ型」と、軽い躁状態とうつ状態を繰り返す「双極Ⅱ型」があります。
うつ病に似ている?
双極性障害は、うつ病と似た病気だと思われがちですが、うつ病とは全く異なる病気です。
双極性障害とうつ病の違いは以下の通りです。
双極性障害 | うつ病 | |
症状 | 躁状態とうつ状態を繰り返す | うつ状態のみ |
治療薬 | 気分安定薬や非定形抗精神病薬 | 抗うつ薬 |
発症年齢 | 若年発症(25歳以下)が多い | 年齢は関係なく発症する |
原因 | 遺伝的・社会的・環境的な要因 | ストレスや心理的な要因 |
いつ公表された?
こっちのけんとさんが双極性障害を公表したのは2023年9月29日です。
人と関わるのが恐くなってしまい、大きな動きができなくなって早1ヶ月が経ちました。
本当に申し訳ないです。
双極性障害(躁鬱)とのことでした。
何が何だか分からない日々を過ごしていますが、何が何だか幸せではあります。
少しの間チカラを貯めさせていただいております。
こっちのけんとさんは、SNS上でもたびたび、うつ状態であることを投稿しています。
「はいよろこんで」は双極性障害を表現
こっちのけんとさんの楽曲である「はいよろこんで」は、双極性障害を表現しているそうです。
「はいよろこんで」の曲中にはモールス信号が出てきます。
このモールス信号は「SOS」という意味です。
インタビューの中でこっちのけんとさんは「SOS」に込めた思いについて
どこからが病気なのか、どこまでが自分の優しさとか我慢なのかというのがわかんなくなっちゃって。
常にちょっとテンション高いよとか今低いよみたいなのを、簡単な状態でもいいからSOSとして身近な人に言っておこうというのを癖づけるために作った曲ですね。
と語っています。
こっちのけんとの生い立ちは?
こっちのけんとさんは2024年8月20日にテレビ朝日で放送された「耳の穴かっぽじって聞け!」で、自身の生い立ちについて語っています。
中学時代のいじめ
こっちのけんとさんが中学生の頃、兄の菅田将暉さんが仮面ライダーでデビューしています。
「菅田将暉の弟」であることを鼻高く思っていたこっちのけんとさんは、「調子にのっている」と目を付けられ、いじめのターゲットにされてしまいます。
ゴミ箱から自分の筆箱が出てきたり、ネット上でプライベートなことを書かれたりしていたそうです。
大学時代の挫折
大学時代のこっちのけんとさんは、自分なりの道を見つけようと活動を始めます。
大学ではアカペラサークルに入りました。
しかし、同じころに歌手デビューした兄の菅田将暉さんと比較してしまい、挫折してしまいます。
そこからこっちのけんとさんは「兄の顔に泥を塗らないように」「理想の菅田将暉の弟でいるように」と自分の本当の気持ちを抑え込むようになりました。
上場企業を鬱で退職
こっちのけんとさんは、就職活動を経て上場企業に入社します。
しかし、鬱と診断され退職してしまいます。
こっちのけんと誕生
「こっちのけんと」の名前の由来は、理想を追いかける自分を「あっちのけんと」と呼び、「こっちのけんと」と向き合うためにつけられたそうです。
この頃に自分への手紙として作られた曲が「死ぬな!」でした。
壮絶な生い立ちがあり、双極性障害という病気と闘いながらも、こっちのけんとさんは多くの人を音楽で勇気づけているんですね。
まとめ
今回は「はいよろこんで」でブレイクした、こっちのけんとさんについて調査しました。
様々な苦悩を乗り越えながらも、自身の経験を音楽に変えて発信しているこっちのけんとさん。
同じ病気に苦しむ人にとっても希望の光となるのではないでしょうか。
こっちのけんとさんの今後の活躍がとても楽しみですね。